パリ近郊住居探し悲喜こもごも

フランス生活2日目&3日目。とにかく住む場所が決まらないと何も始まらない!ということで、ひたすら不動産屋巡り・・・のはずが、意地悪不動産屋に奈落の底に突き落とされる。目の前が真っ暗になり、これからどうしよう?と本気で絶望しかけたパリ近郊での住居探し・・・T-T

【パリ近郊住居探し1日目】

まず最初にネット上であちこちその名前を見かける超大手の不動産屋に向かうことにした。その界隈はとても素敵な場所で、今までネットでかなり調べたものの、やはり実際に足を運ぶと印象が違うな、なんて暢気に景色を楽しんでいた。

不動産屋は駅前にあるのですぐに駐車スペースが見つからず、彷徨っているうちに別のこぢんまりした不動産屋さんを見つけた。Tellyは入るのを面倒くさがったけれど、一応他の不動産屋さんの意見も聞いてみたいし、とりあえず寄ってみることにした。

担当のお姉さん(オリジンはモロッコらしい)はとても優しく、我々の特殊な事情(イギリスからの引越しなので必要とされる仏語書類が足りないこと)と面倒な条件(特定の路線上、屋内駐車場があり、駅から近く、治安の不安も少ない場所)を知った上で何かいい物件がないか探しておきますよと快諾してくれた。

一方、我々の大本命だった超大手不動産屋の担当の女性はTellyの仕事の契約書を一瞥し、鼻で笑いながら「この書類じゃ無理無理。どこの不動産屋にも断られると思いますよ~」と。

彼は今回転職するので正社員でも最初の3ヶ月はお試し期間みたいな扱いになるとのこと。確かにリスクのある客かもしれないけれど、「その3ヶ月の間にアナタ、クビになるかもしれないし~」とニヤニヤされ、そこまで言われなくちゃならないの?と一瞬ムッとする。

「3ヵ月後、社員としての立場がちゃんと確立したらお客さんとして扱いますよ♪」ととどめを刺されたので、今後絶対にこの不動産屋は使わないと心に誓う。

この時、外の気温0℃、小雨の降る中Tellyと二人無言で車に戻る。3ヶ月間、どこの不動産屋も我々を受け付けてくれないかもしれない、その間ホテル暮らし?毎日往復5時間かけて仕事に行きながら家族宅に居候生活? 寒さと不安で泣きたくて仕方なかったけれど、この時私たちにはほんの僅かな光が残っていた。

それはさっきの優しい不動産屋さん。彼女もこの書類じゃ駄目だと言うかもしれないけれど私たちにはもう他に手段がないので、意地悪不動産屋に言われたことを伝えにもう一度優しい不動産屋さんのところに向かう。

彼女は件の3ヶ月のお試し期間は確かに大家さんや保険会社によっては渋られてしまうかもしれないけれど、給料も会社の知名度も問題ないし大丈夫!と太鼓判を押してくれて、問題となりそうな用件を全部問い合わせて解決してくれた・・・T-T

たぶん私たちだけだったら挫けてしまって出来なかっただろう駆け引きも披露してくれたり、さすが不動産のプロ。仕事とはいえ、私たちのような面倒なケースは「あー無理です」で終わらせてしまうこともできるのに(件の大手不動産屋みたいにお客が絶えないところは特に)、本当に親身になって相談に乗ったり問題を解決してくれた。

どうやら彼女のご主人はアイルランド人らしく、国際結婚の大変さ、国際引越しの際の手続きの煩雑さなどを身を持って知っており、私たち夫婦の頼りなさも手伝ってか(汗)助けずにはいられないと言ってくれたT-T

そして、数々の問題を乗り越え、我々の希望通りの路線、駅から近く、治安の問題も少なく、屋内駐車スペースのあるアパルトマンを見つけてくれた。しかも周辺には可愛い一軒家がたくさんあって、散歩するのも楽しそうな界隈。

大家さんも融通が利く方のようで、件のお試し期間も大丈夫、しかも我々が現在ホテル暮らしだということを知ってなるべく早くアパルトマンを引き渡してくれることになった

ちょうどホテルのチェックアウトが土曜日なので、その日に契約を完了させ、鍵をもらう予定。本当に鍵をもらうまではまだ気が抜けないけれど、本当に3ヶ月宿無しで大変なことになるかもしれないと不安な思いでいっぱいだったので、それだけで救われた思い。

新居は1930年に立てられた古いアパルトマンで、各部屋に暖炉があったり(使えないけど)すごく赴きのある建物。浴槽がなくてシャワーだけというのが唯一の欠点だけど、私もTellyもすぐに気に入った。

「とにかく我々の書類でも貸していただけるアパートがあれば・・・」という切羽詰った状態だったのに、思いがけず良い物件に巡り合い、しかもすぐに入居できる運びとなった。一瞬目の前が真っ暗になったけれど、それ以上に優しい人に救われた長い長い1日。

【パリ近郊住居探し2日目】

大家さんからのドタキャンも今のところないので(汗)、とにかくこの入居を確実なものにすべく住宅保険(必須)に加入し、書類の面から足固め。この住宅保険も優しい不動産屋さんがいくつかの保険会社に電話して(私たちの前で)比較検討してくれたT-T

引越しが無事に終わったらイギリスの菓子折りもって挨拶に行くぞ! そして、いつか家を買う日が来たら、絶対に彼女にお願いしようと思う。

仕事とはいえ、ここまでやってくれる人に出会えたこと、しかも行くつもりのなかった不動産屋さんに『偶然』入ったことから繋がった縁、「捨てる神あれば拾う神あり」を身をもって知った2日間。私も彼女のような人間でありたいと心から思った。

 

 

 

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コメント1件

  1. ピンバック: パリ郊外物件探しの合間のあれこれ | sam:suffit

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